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桜舞う朝に byよもぎ
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〜 Mさんとその妻に捧げます 〜
朝をむかえた
あなたがいない初めての朝
ほんの少し前までは、この部屋であなたの笑い声を聞いていた
いつかはこんな朝が来ることを思い、やせて細くなってしまった あなたの肩を見つめながら、胸が焦がれた
ひとは誰しも生まれて老いて、やがて消えていく
あなたの姿も、あと少しでわたしの瞳に映らなくなってしまう
だから、せめて留めおきたい
あなたの声も、香りも、暖かさも、たとえ姿は見えなくなっても わたしの記憶の中で、どうか生きていて欲しい・・・そう願った
そして今朝、わたしはひとりで朝をむかえた
あなたの姿はもうここにはない
ただ、「お父さん、ありがとうね」と言ってくれたあなたの優しさだけがわたしの傍にいてくれた
桜が舞う朝、わたしはあなたに感謝の気持でいっぱいになった
今になって一言伝えたい 「ありがとう ゆっくり休めよ」と・・・
ぶっきらぼうなわたしだが、今日やっと素直な気持で言えたこと あなたなら分かってくれるだろうか
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